ECB、現在の金利でインフレ目標達成可能=ポルトガル中銀総裁
ロイター / 2023年9月20日 18時29分
ECB理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁は、物価を押し上げた要因が解消されつつあると述べ、ECBは現在の金利水準でインフレ率を目標の2%へ引き下げることができるとの見方を示した。写真はフランクフルトのECB本部前で3月撮影(2023年 ロイター/Heiko Becker)
[リスボン 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁は物価を押し上げた要因が解消されつつあると述べ、ECBは現在の金利水準でインフレ率を目標の2%へ引き下げることができるとの見方を示した。
19日夜のポルトガル国営放送(RTP)のインタビューで、現在の金利が維持されるなら「インフレに対処するための非常に重要な取り組み」になると指摘。「現在のECBの政策金利は中期的には(目標の)2%のインフレ率と合致する」と述べた。
「政策が軌道に乗り、インフレ率が低下し、インフレ上昇を正当化する要因が消滅しつつあることを今こそ確信すべき時だ」と語った。
新型コロナウイルス流行後の「かなり急速な」景気回復のほか、ウクライナ戦争の影響やエネルギー価格の上昇といったショックがインフレを引き起こしたと分析。「(ECBは)原油価格の上昇による新たなエネルギーショックは想定していない」とし、数年前と比べて経済の石油への依存度が低下していることが一因との見方を示した。
今後のECBの政策決定は入手可能な情報に基づいて下されるとしたほか、「欧州銀行間取引金利(EURIBOR)は今年末から低下傾向が続く」と予想した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1全国給油所、29年連続減少 2.7万カ所、需要縮小
共同通信 / 2024年7月29日 18時23分
-
2MSに補償請求を検討と報道 米デルタ航空、システム障害で
共同通信 / 2024年7月30日 8時37分
-
3「2028年までに本屋はすべて消滅する」…元書店経営者が真剣に訴える「瀕死の店舗を再生させる12の提言」
プレジデントオンライン / 2024年7月29日 15時15分
-
4日本一短い航空路線が廃止 「たった10分」のフライトがもたらしてきたもの
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月30日 6時20分
-
5タリーズコーヒー、創業記念にこだわり「バニラアフォガートシェイク」発売 限定ボトルもかわいい
J-CASTニュース / 2024年7月29日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)