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BofA、S&P500目標引き上げ オールドエコノミーに妙味

ロイター / 2023年9月20日 19時33分

BofAグローバル・リサーチは20日、今年末のS&P500指数の予想を7%近く上方修正した。ニューヨーク証券取引所で昨年9月撮影。(2023年 ロイター/Andrew Kelly)

[20日 ロイター] - BofAグローバル・リサーチは20日、今年末のS&P500指数の予想を7%近く上方修正した。

同指数に組み入れられた「オールドエコノミー」銘柄がハイテク銘柄と同程度に恩恵を受ける可能性があるという。

BofAの今年末のS&P500指数を4600と予想。従来予想は4300だった。19日終値(4443.95)を3.5%上回ることになる。

米国株の上昇ペースは緩やかになっているものの、BofAは米国株を「ニュートラル」から「ポジティブ」の領域に維持。均等ウエート型にバイアスをかけているという。

均等ウエート型指数は、大型株の値動きの影響を受けやすいS&P500のような時価総額加重平均型指数とは異なり、各銘柄の組み入れ比率が均等。業績のブレやアナリスト予想の差が相対的に小さく、成長株より割安で取引も一極集中していないという。

BofAは「株式に弱気な見方が新たに浮上している」が、S&P500均等ウエート指数(SPW)で相対的に影響力が大きいバリュー株など「オールドエコノミー」銘柄がハイテク株や成長株と同程度の恩恵を受ける可能性があると指摘。ハイテク株や成長株ほど「高く評価」されていないという。

均等ウエート銘柄は、過去9回の景気回復サイクルで「ほぼ常に」超大型株を上回るパフォーマンスを残しており、債券など安全資産と比べてもデュレーション・リスクの軽減できる可能性がある。

S&P500の上位7銘柄とSPWのバリュエーション・ギャップは2001年のハイテクバブル以降で最大となっており、「SPWに上昇余地がある」ことを示唆しているという。

ただ、超大型株もメタのようにコスト削減や自社株買いでバリュエーションの魅力を維持すれば、「アウトパフォームする可能性がある」としている。

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