中国CATL、第3四半期増益率が1年半ぶりの低い伸び
ロイター / 2023年10月20日 10時3分
10月19日、世界最大手の電気自動車(EV)用電池メーカー、中国のCATL(寧徳時代新能源科技)が発表した第3・四半期の純利益は104億元(14億2000万ドル)で、前年同期比10.7%増加した。上海で4月18日撮影(2023年 ロイター/Aly Song)
[北京 19日 ロイター] - 世界最大手の電気自動車(EV)用電池メーカー、中国のCATL(寧徳時代新能源科技)が19日発表した第3・四半期の純利益は104億元(14億2000万ドル)で、前年同期比10.7%増加した。ただ増益率は昨年第1・四半期の23.6%以来1年半ぶりの低い伸びで、需要減速と競争激化に直面している状況が示された。
増益率は第2・四半期が63.2%、昨年第3・四半期は188.4%に達していた。
中国汽車動力電池産業創新連盟によると、CATLの9月の国産EV搭載電池シェアは3カ月前の45%から39%に低下。1─9月の電池出荷の伸びはライバルのBYD(比亜迪)やCALB(中創新航科技)の方がずっと高い。
また中国のEV販売自体が鈍化し、価格競争の強まりに伴って電池メーカーがコスト圧縮を迫られる構図になっていることも、CATLにとってはマイナスだ。
海外でも逆風が吹く。提携先の米フォード・モーターが先月、ミシガン州の電池工場建設計画の棚上げを発表した。米議会でEV向け税制優遇措置が中国企業に恩恵となる事態を懸念する声が広がっているためだ。
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