独生産者物価、9月は前年比－14.7％ 過去最大の下落

１０月２０日、ドイツ連邦統計庁が発表した９月の生産者物価指数（ＰＰＩ）は前年同月比で１４．７％下落した。写真は２０２２年１１月、ドイツ西部デュースブルクの鉄鋼工場で働く労働者（２０２３年　ロイター/Wolfgang Rattay）

[ベルリン ２０日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が２０日に発表した９月の生産者物価指数（ＰＰＩ）は前年同月比で１４．７％下落した。１９４９年の統計開始以降で最大の下落率を記録、インフレが一段と緩和するとの期待が高まりそうだ。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は１４．２％の下落だった。

前年同月はロシアによるウクライナ侵攻の影響で４５．８％上昇と、統計開始以降で最大の前年比上昇率を記録していた。そのため、今年９月の下落率が大きくなった面もある。

ＰＰＩは昨年９月以降鈍化が続いており、エネルギー価格安を背景に７月には６．０％下落と、約２年半ぶりにマイナスに転じた。