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ヨルダン川西岸でも衝突、イスラエル「第3の前線」の可能性

ロイター / 2023年10月20日 19時51分

イスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突が今月7日に発生して以降、イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸で暴力行為が急増している。イスラエル兵に殺害されたパレスチナ人を悼む西岸の住人、ラマラで18日撮影。(2023年 ロイター/Mohamad Torokman)

Ali Sawafta John Davison

[ラマラ/エルサレム 20日 ロイター] - イスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突が今月7日に発生して以降、イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸で暴力行為が急増している。

イスラエル軍はハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザを攻撃。レバノンとの国境では同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラとも衝突しているが、イスラエルにとってヨルダン川西岸が「第3の前線」となる可能性が出てきた。

ヨルダン川西岸ではイスラエルの兵士・入植者とパレスチナ人の衝突が激化しており、今月7日以降、暴力行為でパレスチナ人80人以上が死亡。イスラエルは900人以上を逮捕した。

パレスチナ当局によると、イスラエル軍は19日、ヨルダン川西岸のパレスチナ人難民キャンプを空爆、少なくとも12人が死亡した。イスラエル警察は急襲作戦で警官1人が死亡したことを明らかにした。

イスラエル側は30日未明にも急襲作戦を実施し、数十人を拘束した。

イスラエル軍の報道官は、ヨルダン川西岸で活動するハマス戦闘員らの攻撃に備え、厳戒態勢を敷いていると表明。「脅威が高まっている」と語った。

ヨルダン川西岸の中心都市ラマラでは今週、パレスチナ自治政府の主流派ファタハに敵対するハマスの軍事部門に支持を表明する異例のデモ活動も行われており、武力抵抗を求める声が高まっていることが浮き彫りになっている。

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