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米国株式市場=大幅安、中東巡る懸念で 週間でも下げ

ロイター / 2023年10月21日 6時45分

米国株式市場は主要株価指数が大幅安で取引を終えた。20日、ニューヨークで撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国株式市場は主要株価指数が大幅安で取引を終えた。追加利上げやイスラエルとイスラム組織ハマスとの紛争拡大が懸念され、週間でも大幅な値下がりを記録した。

S&P総合500種とナスダック総合がそれぞれ1%超下落。S&P主要11セクターは情報技術と金融の下げが目立った。

アラン・B・ランクス・アンド・アソシエイツのアラン・ランクス社長は「地政学的な要因に加え、週末ということもあり、投資家は慎重になる」と述べた。

金融が1.6%安。KBW地銀指数は3.5%下落した。リージョンズは利益がアナリストの平均予想を下回ったため12.4%下げた。

アラン・ランクス社長は「このセクター全体が金利上昇で暗雲に包まれている。ソフトランディング(軟着陸)は望めないかもしれず、それは痛手になるだろう」と述べた。

週間では、ダウは1.6%、S&Pは2.4%、ナスダックは3.2%それぞれ下落した。

投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)は3月24日以来の高値を付けた。

太陽光インバーター製造のソーラーエッジは27.3%安。第4・四半期決算の大幅減収を警告したことを受けた。

米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)が20日発表した2023年第3・四半期決算は1株当たりの利益が3.30ドルと、前年同期の2.47ドルを上回ったが、株価は5.4%安となった。

米取引所の合算出来高は110億5000万株。直近20営業日の平均は105億8000万株。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.63対1の比率で上回った。ナスダックでも2.28対1で値下がり銘柄が多かった。

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