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アルゼンチン大統領選、ミレイ氏勝利がペソ圧迫へ 債券は上昇も

ロイター / 2023年11月20日 13時23分

19日投開票のアルゼンチン大統領選決選投票で右派のリバタリアン(自由至上主義者)、ハビエル・ミレイ下院議員が勝利したことを受け、アナリストらは通貨ペソが下落圧力にさらされる一方、債券価格は上昇する可能性があるとの見方を示した。写真は支持者に挨拶するミレイ氏でブエノスアイレスで19日に撮影(2023年 ロイター/Agustin Marcarian)

Jorgelina do Rosario

[ブエノスアイレス 20日 ロイター] - 19日投開票のアルゼンチン大統領選決選投票で右派のリバタリアン(自由至上主義者)、ハビエル・ミレイ下院議員が勝利したことを受け、アナリストらは通貨ペソが下落圧力にさらされる一方、債券価格は上昇する可能性があるとの見方を示した。

ミレイ氏は選挙戦で中央銀行の廃止や経済のドル化などを訴えたが、19日の勝利演説では控えめなトーンを打ち出した。

20日のアルゼンチン市場は祝日で休場のため、取引再開は21日となる。

TPCGのチーフエコノミスト、フアン・マヌエル・パゾス氏は「短期的に債券はプラスに反応する見通しだが、(ミレイ氏が就任する)12月10日までの不確実性から為替市場には圧力がかかるだろう」と語った。

インフレ率が143%に達し、外貨準備がマイナスになる中、ミレイ氏は勝利演説で経済立て直し向けた迅速な改革を約束した。一方で穏健な姿勢も示し、中道右派のマクリ前大統領やパトリシア・ブルリッチ元治安相から支持を受けたことに謝意を表明した。

国際金融協会(IIF)の中南米リサーチ責任者、マーティン・カステラーノ氏は「ミレイ氏が政治的支持を広げる用意があると述べ、マクリ、ブルリッチ両氏に謝意を示したことはポジティブだ」とし、今後数日の市場心理の安定に寄与すると指摘した。

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