イラン、日本郵船運航船拿捕への関与否定 イスラエル主張に反発

　１１月２０日、イラン外務省は、紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシ派に拿捕（だほ）された英社所有・日本郵船運航の貨物船について、イランが関与しているというイスラエルの主張を否定した。写真はオーストラリア沖で２０１８年に撮影された「ギャラクシー・リーダー」（２０２３年　ロイター/Owen Foley）

[ドバイ ２０日 ロイター] - イラン外務省は２０日、紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシ派に拿捕（だほ）された英社所有・日本郵船運航の貨物船について、イランが関与しているというイスラエルの主張を否定した。

同省報道官は記者会見で、地域の抵抗勢力は自発的に行動していると何度も繰り返していると強調。イスラエルの主張はパレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの戦いにおけるイスラエルの「回復不能な敗北」から注意をそらすことが目的だと指摘した。

イスラエルの首相府は１９日、「イランのテロ行為であり、自由世界の市民に対するイランの好戦的な態度がエスカレートしていることを意味する」と批判していた。