赤十字総裁、カタールでハマス指導者と会談 人道問題協議

１１月２０日、 赤十字国際委員会（ＩＣＲＣ）のミリアナ・スポリアリッチ総裁（写真）は、パレスチナ自治区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの紛争に伴う人道問題の解決に向け、ハマス指導者のイスマイル・ハニヤ氏とカタールで会談した。ジュネーブで２０２２年１２月撮影（２０２３年　ロイター/Denis Balibouse）

[ジュネーブ ２０日 ロイター] - 赤十字国際委員会（ＩＣＲＣ）のミリアナ・スポリアリッチ総裁は２０日、パレスチナ自治区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの紛争に伴う人道問題の解決に向け、ハマス指導者のイスマイル・ハニヤ氏とカタールで会談した。

総裁は、紛争の仲介役を務めるカタール当局とも個別に会談したという。

ＩＣＲＣは中立的な立場で、ガザへの援助を提供し、人質や患者のガザ脱出を支援している。

今回の会談について、国際人道法のさらなる順守に向けた、紛争の全当事者との協議の一環だとし、１０月７日にハマスがイスラエルを急襲した際に拘束した２００人以上の人質を解放することを目的とした交渉ではないと説明した。