ベゾス氏のブルーオリジン、有人7回目の宇宙旅行に成功
ロイター / 2024年5月20日 10時47分
米アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙企業ブルーオリジンは19日、同社宇宙旅行船「ニューシェパード」をテキサス州西部の発射場から6人を乗せて打ち上げ、宇宙空間へ到達させた。写真は、同社が2021年7月20日に打ち上げた際の様子。(2024年 ロイター/Joe Skipper)
Joey Roulette
[19日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙企業ブルーオリジンは19日、同社宇宙旅行船「ニューシェパード」をテキサス州西部の発射場から6人を乗せて打ち上げ、宇宙空間へ到達させた。発射から約10分後にカプセルは地球に帰還し、同社の宇宙旅行事業の再開を印象付けた。
同社は2022年9月の貨物輸送用無人ロケットの墜落後、23年12月に無人の研究用ロケットの発射に成功していた。ブルーオリジンの有人飛行は今回で7回目。
今回、ロケット飛行後にカプセルを分離。カプセルは地上から100キロ上空の大気圏と宇宙空間の境界線(カーマン・ライン)を突破し、105.7キロまで上昇した。地球帰還の際、カプセルの3つのパラシュートのうち1つが完全に膨らまないという問題が発生した。次回飛行までに精査が必要になる可能性がある。
乗組員には1961年に初の黒人宇宙飛行士候補に選ばれながら飛行の機会がなかったエド・ドワイトさんが含まれ、この日で90歳8カ月と、宇宙空間での最高齢者となった。
今後のブルーオリジンにはなお重要課題が控える。「ニューシェパード」よりも大型のロケット「ニューグレン」の初飛行だ。イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXの「ファルコン9」と競争するために設計された再利用可能な大型ロケットだが、エンジン開発が数年遅れていた。今年末までにフロリダからの飛行を目指している。
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