インフレ率低下、持続可能かの判断は時期尚早=ジェファーソンFRB副議長
ロイター / 2024年5月21日 0時27分
米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は20日、このところ複数のインフレ指標で鎮静化が示されていることは喜ばしいが、インフレ率が2%回帰への持続可能な軌道に戻ったかを判断するには時期尚早だと述べた。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Sarah Silbiger)
Michael S. Derby
[20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は20日、このところ複数のインフレ指標で鎮静化が示されていることは喜ばしいが、インフレ率が2%回帰への持続可能な軌道に戻ったかを判断するには時期尚早だと述べた。
ニューヨークで開催された米抵当銀行協会の会議での発言。
ジェファーソン氏は、現在の金融政策は引き締め的だとの認識を示したが、年内に利下げを開始すると予想しているかについては明言を避けた。他の幹部らと同様に、今後の経済データ、見通し、リスクのバランスを注意深く評価していくと述べた。
FRBにとって特に悩みの種となっている住宅インフレを巡っては、主要構成要素である市場家賃の価格変動が個人消費支出(PCE)価格指数に反映されるまでに時間がかかると指摘。「パンデミック(世界的な大流行)中の大幅な上昇が依然として既存の家賃に転嫁されており、住宅サービスインフレがもうしばらく高止まりする可能性があることを示唆している」と述べた。
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