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FRB窓口貸し出し、「悪評」抑えるルール整備を検討=バー副議長

ロイター / 2024年5月21日 8時22分

5月20日、米連邦準備理事会(FRB)のバー金融監督担当副議長は、連銀窓口貸し出し(ディスカウント・ウインドウ)を利用する銀行に「悪評」が立つのを抑止するための新たなルール整備を検討していると明らかにした。写真はワシントンで2023年5月撮影(2024年 ロイター/Evelyn Hockstein)

Howard Schneider

[アメリアアイランド(米フロリダ州) 20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のバー金融監督担当副議長は20日、連銀窓口貸し出し(ディスカウント・ウインドウ)を利用する銀行に「悪評」が立つのを抑止するための新たなルール整備を検討していると明らかにした。アトランタ地区連銀主催の会議における発言。

昨年3月に起きたシリコンバレー銀行の経営破綻を巡り、金融規制当局者の間では、窓口貸し出しが使われていれば、もっと秩序を伴った形での破綻処理が可能だったとの見方が広がり、それ以降当局は銀行側に緊急時はこの制度を積極的に利用するよう働きかけている。

ただ銀行側は、窓口貸し出しを使えば投資家や監督機関から経営の健全性を疑われるのではないかとの懸念を払拭できていないもようだ。

こうした中でバー氏は「窓口貸し出しの利用準備態勢や事前の担保状況などの要件があれば、われわれが銀行に使ってほしいという明確なシグナルを送ることになるので、悪評を抑える効果があると期待している」と述べた。

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