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世界の化石燃料消費とCO2排出、昨年は過去最高=業界報告書

ロイター / 2024年6月20日 10時21分

世界の化石燃料消費量と二酸化炭素(CO2)排出量が2023年に過去最高を記録した一方、世界のエネルギーミックスに占める化石燃料の割合は前年比で小幅に低下した。写真は2019年2月、米テキサス州ミッドランドで撮影(2024年 ロイター/Nick Oxford)

Robert Harvey

[ロンドン 20日 ロイター] - 世界の化石燃料消費量と二酸化炭素(CO2)排出量が2023年に過去最高を記録した一方、世界のエネルギーミックスに占める化石燃料の割合は前年比で小幅に低下した。20日に公表された業界報告書「スタティスティカル・レビュー・オブ・ワールド・エネルギー」で明らかになった。

世界全体の一次エネルギー消費量は620エクサジュール(EJ)と過去最高を記録。化石燃料消費は1.5%増の505EJだったものの、全体に占める割合は81.5%と、前年から0.5%低下した。CO2排出量は初めて40ギガトンを超えた。

報告書は地域によって化石燃料の消費傾向が異なることを示している。例えば欧州では、エネルギーに占める化石燃料の割合が産業革命以来初めて70%を下回った。

業界団体エネルギー・インスティテュートのチーフエグゼクティブ、ニック・ウェイス氏は「先進国では化石燃料の需要がピークに達している兆しが見られるが、『グローバルサウス』と呼ばれる新興・途上国では経済発展と生活の質向上が化石燃料の伸びをけん引し続けている」と述べた。

報告書によれば、インドでは23年の需要増加のほとんどを化石燃料が占め、中国では化石燃料の使用量が6%増加して過去最高を記録。ただ中国は世界の再生可能エネルギー発電増加分の半分以上を占めた。

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