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北海ブレント先物、小幅上昇 中東情勢を巡る警戒感で

ロイター / 2024年6月20日 10時23分

原油先物は20日のアジア市場で、イスラエル軍の戦車がパレスチナ自治区ガザに進軍する中、北海ブレント先物が小幅上昇している。写真は6月14日、フランスのトリゲールで撮影(2024年 ロイター/Benoit Tessier)

Laila Kearney

[20日 ロイター] - 原油先物は20日のアジア市場で、イスラエル軍の戦車がパレスチナ自治区ガザに進軍する中、北海ブレント先物が小幅上昇している。

北海ブレントは0008GMT(日本時間午前9時8分)時点で0.08ドル高の1バレル=85.15ドル。米WTIは0.27ドル(0.3%)安の81.30ドル。

米国が19日、奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日だったため、取引は低水準となっている。

戦闘機と無人機(ドローン)の支援を受けたイスラエル軍の戦車が19日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファ西部に進軍し、8人が死亡した。住民やパレスチナ医療関係者らの話で分かった。

中東での紛争激化で石油供給が途絶える恐れがあるとの警戒感が広がっている。

一方、WTIは米原油在庫統計を控え下落している。米エネルギー情報局(EIA)は米東部時間20日午前11時に週間在庫統計を公表する。

米石油協会(API)の数字を引用して市場筋が伝えたところによると、6月14日に終了した週の米原油在庫は226万4000バレル増加した。ガソリン在庫は減少した。

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