ロ朝、一方が武力侵略受ければあらゆる軍事的支援 条約全文公開

北朝鮮国営の朝鮮中央通信（ＫＣＮＡ）は２０日、金正恩朝鮮労働党総書記（写真右）とロシアのプーチン大統領（同左）が署名した条約に関し、両国は一方が武力侵略に直面した場合にあらゆる軍事的支援を提供することで合意したと伝えた。６月１９日、平壌で撮影（２０２４年　Sputnik/Gavriil Grigorov/Pool via REUTERS）

[ソウル　２０日　ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信（ＫＣＮＡ）は２０日、金正恩朝鮮労働党総書記とロシアのプーチン大統領が１９日に署名した「包括的戦略パートナーシップ条約」の全文を公開し、一方が武力侵略に直面した場合にあらゆる軍事的支援を提供することで合意したと伝えた。

両国は互いの利益を侵害するいかなる条約も第三国と締結せず、自国の領土がもう一方の国の安全保障と主権を害するために利用されることをいかなる国に対しても認めないとしている。

条約には原子力の平和利用、宇宙開発、食料・エネルギー安全保障、人工知能（ＡＩ）に関する協力も盛り込まれた。