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ナイジェリアにガス処理施設建設へ、国営石油と仏トタル=関係者

ロイター / 2024年6月20日 12時8分

 6月19日、ナイジェリア国営石油会社(NNPC)とフランスのエネルギー大手トタルエナジーズは5億5000万ドル(約870億円)を投じ、ナイジェリア南部リバーズ州にガスの処理施設とパイプラインを整備する。写真はトタルのロゴ。フランスのラ・デファンスで昨年2月撮影(2024 ロイター/Sarah Meyssonnier)

Isaac Anyaogu

[ラゴス 19日 ロイター] - ナイジェリア国営石油会社(NNPC)とフランスのエネルギー大手トタルエナジーズは5億5000万ドル(約870億円)を投じ、ナイジェリア南部リバーズ州にガスの処理施設とパイプラインを整備する。NNPCの関係者が19日明らかにした。輸出と国内供給の拡大を目指す。

トタルは報道に関するコメントに応じなかった。NNPCの関係者は、今週正式発表される見込みだと述べた。

ガス処理施設は、トタルとNNPCが共同で保有する陸上ガス田「Ubeta」に建設し、液化天然ガス(LNG)生産会社ナイジェリアLNG(NLNG)にガスを供給する予定。NLNGはNNPC、英石油大手シェル、トタル、伊ENIの合弁会社。

完成すれば、日量3億5000万立方フィートのガスと、副産物のコンデンセート同1万バレルを生産する。

ナイジェリアの天然ガス埋蔵量は200兆立方フィート超と、アフリカで最大。同国はガス処理施設の不足や資本面の制約に直面しており、油田での石油生産に伴い発生するガスを燃焼処理するフレアリングを余儀なくされている。

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