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アフリカのSDGs達成、資金不足で「風前の灯火」=報告

ロイター / 2024年6月20日 13時35分

Libby George

[ロンドン 19日 ロイター] - アフリカが2030年までに国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)を達成する希望は、資金不足のために「風前の灯火」になっている――。スーダン出身の富豪モ・イブラヒム氏の財団が19日公表した報告書でこうした見方を示した。

報告書によると、アフリカで進展が見られているのは17項目のSDGsのうち「つくる責任つかう責任」と「気候変動に具体的対策を」の2項目だけで、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「全ての人に健康と福祉を」の取り組みは特に思わしくない。

背景にあるのは資金不足で、アフリカ54カ国は2023─30年までにこうした目標達成に向けた資金が1兆6000億─10兆4000億ドル足りないと見積もられている。

イブラヒム氏はロイターのインタビューで「アフリカは国際舞台で発言力を持っていない。54カ国ばらばらの声を集めても単なる雑音にとどまっており、人々が耳を傾けることができる一つの意見を持つ必要がある」と強調した。

報告書は、アフリカ諸国が資金調達の仕組みを劇的に変えることや、指導者たちが他の地域の首脳らにアフリカのニーズを訴えるために一致団結することなどが必要だと提言している。

イブラヒム氏は、アフリカが有する豊富な天然資源をもっと有効に活用すれば、自力で開発資金を賄えるとも主張した。

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