中国配車アプリ運営ディダ、香港ＩＰＯで最大3500万米ドル調達へ

Scott Murdoch

[シドニー ２０日 ロイター] - 中国の配車アプリ運営ディダは、最大２億７３７０万香港ドル（３５０６万米ドル）の調達に向け、香港市場で新規株式公開（ＩＰＯ）を開始した。規制当局への提出文書で２０日に分かった。

仮条件は５─７香港ドルで、３９１０万株を売却する。

ロイターが確認したタームシート（条件概要書）によると、最終的な公開価格は２６日に決定し、２８日に取引が開始される。

公開株式数は全体の３．９％に相当する。さらに５８６万株を売却するグリーンシューオプションがある。

仮条件の上限で売却した場合、ＩＰＯ後の時価総額は約９億ドルとなる。

同業大手の滴滴（ディディ）は２０２１年に米ＩＰＯで４４億ドルを調達したが、その後、中国当局による海外上場を巡る調査を受けて上場廃止となった。