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米、プーチン氏発言に強い懸念 北朝鮮への武器供給示唆巡り

ロイター / 2024年6月21日 8時21分

6月20日、 米国務省のミラー報道官は、ロシアのプーチン大統領が北朝鮮に対する武器供給の可能性を示唆したことに強い懸念を表明した。写真は19日、平壌で会談するプーチン大統領と金正恩総書記。(2024年 ロイター/Sputnik/Gavriil Grigorov)

Simon Lewis David Brunnstrom Michael Martina

[ワシントン 20日 ロイター] - 米国務省のミラー報道官は20日、ロシアのプーチン大統領が北朝鮮に対する武器供給の可能性を示唆したことに強い懸念を表明した。

今週北朝鮮を訪問したプーチン氏はこの日、ロシアは北朝鮮に武器を供給する可能性があると述べ、西側諸国によるウクライナに対する武器供給に対抗する姿勢を示唆した。

ミラー氏はこの発言について「極めて憂慮すべきだ」とし、「朝鮮半島を不安定化させるとともに、供給する武器の種類によってはロシアも支持した国連安保理決議に違反する可能性がある」と述べた。

米当局者はこれまで、北朝鮮がロシアから戦闘機や地対空ミサイル、装甲車、弾道ミサイルの製造装置や材料、他の先端技術などを入手したい考えだと述べている。

オバマ政権でアジア専門家を務め、現在は米ジョージタウン大学で教えるエバン・メデイロス氏は、ロシアが北朝鮮に高度な軍事能力を提供する可能性があると指摘。また、ロシアとの関係が「北朝鮮に自信を与え、金正恩朝鮮労働党総書記の行動を促すかもしれない」とし、核実験再開につながる可能性があると述べた。

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