米ＥＶリビアン、アマゾン向け配送バンの生産一時停止 部品不足で

　米新興電気自動車（ＥＶ）リビアン・オートモーティブは８月１６日、部品不足のため、米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムが使用する業務用配送バンの生産を一時停止したと発表した。２０２２年７月、シカゴにあるアマゾンの配送施設で撮影（２０２４年　ロイター/Jim Vondruska）

[１６日 ロイター] - 米新興電気自動車（ＥＶ）リビアン・オートモーティブは１６日、部品不足のため、米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムが使用する業務用配送バンの生産を一時停止したと発表した。

リビアンは他のＥＶメーカーと同様、この２年間サプライチェーン（供給網）の課題を背景とする生産面での問題に取り組んでいる。

広報担当は声明で「部品不足により、わが社の電動配送バンの生産に影響が出ている。生産できなかった分は全て取り返せる見込みだ」と述べた。

具体的に不足している部品と供給元については明らかにせず、生産停止の開始時期と生産が再開されたかどうかについてもコメントしなかった。

部品不足はリビアンのＳＵＶ（スポーツタイプ多目的車）「Ｒ１Ｓ」、ピックアップトラック「Ｒ１Ｔ」などその他の車両の生産には影響はない。

アマゾンはリビアンの「今月の短期的な生産上の問題」については認識しているが、影響は想定していないと述べた。

アマゾンはリビアン株１６％を保有する筆頭株主。２０３０年までに配備するための配送バン１０万台を発注した。昨年、アマゾンへの売上高はリビアンの売り上げ全体の約１９％を占めた。