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大西洋コンテナ輸送、在庫補充やスト懸念で回復=ハパックロイド

ロイター / 2024年8月20日 10時17分

 8月19日、ドイツ海運大手ハパックロイドのロルフ・ハッベン・ヤンセン最高経営責任者(CEO)はオンライン記者会見で大西洋航路のコンテナ輸送動向について、顧客の在庫補充や米国の港湾でストライキに突入する懸念を背景に、足元で持ち直しているとの見解を示した。写真は同社のコンテナ船。2022年11月、ニューヨーク湾で撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Vera Eckert

[フランクフルト 19日 ロイター] - ドイツ海運大手ハパックロイドのロルフ・ハッベン・ヤンセン最高経営責任者(CEO)は19日のオンライン記者会見で大西洋航路のコンテナ輸送動向について、顧客の在庫補充や米国の港湾でストライキに突入する懸念を背景に、足元で持ち直しているとの見解を示した。

海運アナリストは、米国の港湾労働者と運営会社間の労使交渉が期限の9月末までに妥結に至らずストに突入するかどうかを注視している。

ハッベン・ヤンセン氏は「顧客の間では9月末の労使交渉期限を控え、商品の輸送を前倒しする動きがある」と指摘。在庫補充も大西洋航路の需要を高める要因になっていると説明した。

同氏は、昨年に金利上昇を背景に低下していた米国の在庫水準は通常に戻りつつあると付け加えた。

トランプ前米大統領は大統領選で当選すれば輸入関税を引き上げると表明しているが、ハッベン・ヤンセン氏は、このリスクを理由に米国への輸出を前倒しする動きはまだ見られないと話した。

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