ＮＺ住宅価格、7月は前月比1.4％下落 販売件数は増加

　８月２０日、ニュージーランド不動産協会が発表した７月の国内住宅価格は下落した。写真は集合住宅の建設現場。ニュージーランドのウェリントンで２０１７年７月撮影（２０２４　ロイター／David Gray）

[シドニー ２０日 ロイター] - ニュージーランド不動産協会が２０日に発表した７月の国内住宅価格は下落した。ただ販売件数と掲載物件数は増加し、活動の回復が示された。

住宅価格は季節調整済みで前月比１．４％下落し、前年比でも２．２％下げた。一方、販売件数は前月比６．４％、前年比５．４％それぞれ増加した。

同協会トップのジェン・ベアード氏は「まだ春季に至っていないが、通常のこの時期とは関連のない市場拡大の初期兆候が見られる」と述べた。

今年のニュージーランドの住宅価格は主に高金利の影響で大きな打撃を受けているが、ニュージーランド準備銀行（中央銀行、ＲＢＮＺ）が今後も利下げを継続する方針であることから、アナリストは２０２５年には価格が比較的堅調に上昇すると予想している。