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午後3時のドルは上昇147円前半、買い戻し優勢 株高で円売りも

ロイター / 2024年8月20日 15時33分

 8月20日 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(146.57/62円)から上昇し147円前半で取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Mariko Sakaguchi

[東京 20日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(146.57/62円)から上昇し147円前半で取引されている。ドルは実需の売りが一巡した後、株高を背景としたリスク選好の円売りで、買い戻しが優勢となった。

五・十日に伴い仲値公示にかけて、ドルは売り買いが交錯。国内輸入企業の買いが入った一方で、国内輸出企業の売りも大きく出たとみられ、ドルは徐々に売り圧力が強まった。ドルの上値の重さが意識される中「国内輸出企業によるヘッジ目的の売りが出やすくなっている」(国内銀の為替セールス担当)との声が聞かれた。

仲値公示後に、ドルは一時145.85円付近まで下落。流動性が薄い中で海外勢からのドル売りがみられ、米利下げ観測を背景とした投機筋による売りも出たもよう。また「円キャリートレードを手仕舞いする動きがまだ残っている」(楽天証券のFX事業部、荒地潤氏)とし「円高に振れやすい面がある」(同)という。

ドル売り一巡後は、ショートカバーが入った。また、日経平均株価が一時800円超となるなど堅調に推移したことから、リスク選好の円売りが加わり、ドルはじりじりと水準を戻した。その後、ドルは147円前半で一進一退。「米景気後退懸念がくすぶる中で、ドルを一方的に買いにくい」(国内銀の為替セールス担当)とされ、円が不安定な動きを続けていることもあり、ユーロや豪ドルを選好する動きが出ているとの見方も聞かれた。

足元のドルは147円台で推移するなど「米経済の状況次第で、いずれの方向にも動ける水準」と、セントラル短資FXの市場業務部専任部長、富永貴之氏は指摘する。

富永氏は、米ワイオミング州ジャクソンホールでのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演で「雇用情勢についてどのような発言をするか、9月会合での利下げや年内の利下げの回数についてどの程度ヒントが出てくるかがポイントになる」との見方を示した。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.28/147.29 1.1076/1.1077 163.14/163.15

午前9時現在 146.71/146.72 1.1085/1.1086 162.63/162.65

NY午後5時 146.57/146.62 1.1085/1.1086 162.48/162.54

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