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EU、DMA法で米アップルOSに義務順守要求

ロイター / 2024年9月20日 10時50分

欧州連合(EU)欧州委員会は19日、デジタル市場法(DMA)に基づき、米アップルが競合他社との間で相互運用性義務を確実に順守するよう指導するため、2件のいわゆる「特定手続き」に着手したと発表した。写真は2023年9月、フランスのリールで撮影(2024年 ロイター/Stephanie Lecocq)

Foo Yun Chee

[ブリュッセル 19日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会は19日、デジタル市場法(DMA)に基づき、米アップルが競合他社との間で相互運用性義務を確実に順守するよう指導するため、2件のいわゆる「特定手続き」に着手したと発表した。

いずれも半年以内の手続き終結を目指す。アップルが従わない場合、年間世界売上高の最大10%に当たる罰金を科されるリスクがある。

EUの競争当局によると、1件目は基本ソフト(OS)のiOSやスマートウォッチ、ヘッドフォン、仮想現実ヘッドセットなどインターネット接続デバイスの特徴や機能を対象とする。「ノーティフィケーション」(通知)やデバイスのペアリング、接続といった機能で、アップルが効果的な相互運用性を提供する方法を明記するよう指導する。

2件目はiOSやiPad向けOSの開発者やサードパーティから提起された相互運用性要求への対応姿勢に関するもので、アップルは透明性やタイムリー性、公正なプロセスを確保するよう求められている。

アップルは欧州委員会に協力する方針を表明した。ただ、リスクについても警告を発し、「長期にわたり築き上げた保護機能を弱体化させることは、欧州の消費者を危険にさらし、悪意のある人物がデバイスやデータにアクセスする方法を増やすことになる」と指摘した。

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