サムスン電子、スト主導した印工場の労組組合員ら提訴
ロイター / 2024年9月20日 10時56分
韓国サムスン電子のインド現地法人が、インド南部タミルナド州の州都チェンナイ近郊の家電工場での11日間のストライキを主導した労働組合の組合員らを裁判所に訴えたことが分かった。写真は9月6日、インドのチェンナイで撮影(2024年 ロイター)
Praveen Paramasivam Aditya Kalra Munsif Vengattil
[チェンナイ 19日 ロイター] - 韓国サムスン電子のインド現地法人が、インド南部タミルナド州の州都チェンナイ近郊の家電工場での11日間のストライキを主導した労働組合の組合員らを裁判所に訴えたことが分かった。提訴は今月12日付で、労組と組合員による工場内と周辺での扇動行為や演説などを差し止めさせる仮処分の実施を求めた。
この工場はサムスンのインドでの年間売上高約120億ドルのうち3分の1を稼ぎ出している。数百人の従業員が今月9日以来、賃上げと労組結成の承認を求めて仕事を中断し、近くに設けた仮設テントで抗議している。
サムスンでの抗議行動は、外国からの投資を呼び込み、国内での電子機器生産額を6年間で3倍の5000億ドルへ引き上げることを目指したモディ政権の製造業振興策「メーク・イン・インディア」構想に影を落としている。
サムスンは裁判所に提出した14ページの非公開資料で、労組の活動が「工場の操業を妨害し、意欲的な従業員の職務遂行を妨げる恐れがある」と主張。そのような活動は「エスカレートする可能性が高く、工場の円滑な機能と従業員の安全を危険にさらす」と記した。
労組の弁護士は、経営側は労働者の要求に同意していないと言及した。サラバナクマール裁判官は、労働者とサムスン経営陣に対して問題を早く解決するように指示した。
サムスンはコメントの要請に応じなかった。サムスンはロイターに対して先週、工場労働者と「早期にあらゆる問題を解決するために」労働者との協議を始めたとの声明を出していた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1ワコール、英同業企業を買収 海外事業拡大へ販売力強化
共同通信 / 2024年9月26日 18時45分
-
2USスチール買収計画、日鉄社長「決して楽観できない」…仲裁委が「適格」判断で追い風も
読売新聞 / 2024年9月26日 23時17分
-
3年金「月14万円」…手取り30万円労働者の「残酷すぎる老後」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月24日 18時30分
-
4任天堂も激怒「酷似ゲーム」会社が犯した痛恨失態 特許権侵害で訴訟され…出した"声明"にツッコミが殺到
東洋経済オンライン / 2024年9月25日 18時30分
-
5為替相場 27日(日本時間 7時)
共同通信 / 2024年9月27日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください