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カナダ中銀、金利見通し巡り理事会内で見解の相違も=副総裁

ロイター / 2024年9月20日 11時44分

 9月19日、カナダ銀行(中央銀行)のビンセント副総裁は、中銀はコンセンサスに基づき政策決定を行っているものの、これは理事会メンバー全員が金利の方向性について同じ意見を共有していることを意味するものではないと述べた。写真はカナダ中銀。カナダのオタワで2020年9月撮影(2024 ロイター/Blair Gable)

[オタワ 19日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のビンセント副総裁は19日、中銀はコンセンサスに基づき政策決定を行っているものの、これは理事会メンバー全員が金利の方向性について同じ意見を共有していることを意味するものではないと述べた。

同副総裁はケベック州で行った講演で「コンセンサスに達するということは、経済見通しや今後数カ月の金利の道筋について理事会のメンバー全員が同じ見解を共有するということではない」とし、「それは、特定の時点で下すべき最良の決断についてメンバーが合意に達することを意味する」と述べた。その上で、新たなデータが発表され、情報が明らかになるに伴い、見解の相違が目立たなくなる傾向があると説明した。

カナダ中銀は6月に緩和サイクルを開始、主要政策金利を3回連続で4.25%まで引き下げている。

金融市場では、10月に50ベーシスポイント(bp)の利下げが実施される可能性が56%近く織り込まれている。12月にさらに25bpの利下げが実施されることも十分に織り込まれている。

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