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午前の日経平均は大幅続伸、米株高を好感 一時3万8000円に迫る

ロイター / 2024年9月20日 11時57分

 9月20日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比780円25銭高の3万7935円58銭と、大幅に続伸した。写真は株価ボードを撮影する人。都内で2月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 20日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比780円25銭高の3万7935円58銭と、大幅に続伸した。前日の米国株高の流れを引き継いで、幅広い業種で買いが優勢となった。前日に米半導体株が大幅高となったことから東京市場でも半導体株が買われ、指数を押し上げた。日経平均は一時800円超高となる場面もあり、節目の3万8000円に迫った。

日経平均は前営業日比558円高と堅調にスタートした後も上げ幅を広げ、前場後半には819円高の3万7974円72銭の高値を付けた。前日の米市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が大幅高となったことが好感され、指数寄与度の大きいハイテク株が堅調で、相場を押し上げた。為替の円高進行が一服していることも安心感につながったとの指摘があった。一方、ドル/円が一時的に下落する場面では上げ幅を縮小するなど、為替にらみの状況は続いている。

きょうは日銀の金融政策決定会合の結果が公表される予定で、市場では政策金利の据え置きが見込まれている。三菱UFJアセットマネジメントのチーフファンドマネジャー・石金淳氏は「植田和男総裁が、先々の利上げの道筋についてどのような見解を示すのかが焦点となる」と話した。

今後の日本株については、米景気の動向が最大の注目材料になるとして、「足元ではそこまで悪い内容ではないので、日本株は緩やかに上昇していくのではないか」(石金氏)という。

TOPIXは1.52%高の2656.61ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆0876億7600万円だった。東証33業種では、陸運、電気・ガス以外の31業種が値上がり。石油・石炭製品、電気機器、非鉄金属などの上昇が目立った。

個別では、東京エレクトロンが5%超高、レゾナック・ホールディングスが8%超高と大幅上昇。アドバンテストが2%超高、レーザーテックが4%超高だった。指数寄与度の高いファーストリテイリングは4%超高、ソフトバンクグループは2%超高だった。

エムスリーが前日に株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表したエランがストップ高水準で買い気配。買い付け価格1株1040円(19日終値は852円)にさや寄せする動きとなった。

プライム市場の騰落数は、値上がり1308銘柄(79%)に対し、値下がりが290銘柄(17%)、変わらずが45銘柄(2%)だった。

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