次期ＥＵ競争政策担当のリベラ氏、産業強化へ規則緩和方針＝報道

　９月１９日、欧州連合（ＥＵ）欧州委員会の上級副委員長（競争政策担当）に指名されたテレサ・リベラ氏（写真）は、スペイン紙エル・パイスに掲載されたインタビューで、ＥＵの競争規則を緩和して産業を強化し、合併案件審査を加速させる方針を示した。写真はベルギーのブリュッセルで１８日撮影（２０２４　ロイター／File Photo）

Inti Landauro　Belén Carreño

[マドリード １９日 ロイター] - 欧州連合（ＥＵ）欧州委員会の上級副委員長（競争政策担当）に指名されたテレサ・リベラ氏は、スペイン紙エル・パイスに１９日掲載されたインタビューで、ＥＵの競争規則を緩和して産業を強化し、合併案件審査を加速させる方針を示した。

「（規則は）多くの方向に緩和することができるが、それは常に欧州の能力を強化するという意味においてだ」と説明。欧州はより多くの業界大手を生み出し、国際的な競争力を高めるべきだと述べた。

ＥＵのグリーン転換を推進する任務も担うリベラ氏は「原子力エネルギーを推進すべきかどうかという質問に対しては、それぞれの国が望むようにすべきだと言いたい」と語った。