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アマゾン、出品者向けチャットボット発表 AIで業務支援

ロイター / 2024年9月20日 12時53分

米アマゾン・ドット・コムは19日、独立系出品者の販売管理や在庫管理、商品広告などを支援する新たな人工知能(AI)アプリケーションを発表した。写真はアマゾンのロゴで1月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Greg Bensinger

[19日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは19日、独立系出品者の販売管理や在庫管理、商品広告などを支援する新たな人工知能(AI)アプリケーションを発表した。同社がシアトルで開催した全米の独立系出品者向け年次カンファレンスで披露した。

「アメリア」と称するこの自動対話システム「チャットボット」は年末商戦への備え方のほか、販売数量やウェブサイトへのアクセス数など出品者の事業の推移に関する幅広い質問に即座に答えることができる。

このチャットボットは今後、出荷の遅延など出品者の問題を、人手を介することなく解決するのに役立つという。

世界の出品者対応担当バイスプレジデント、ダルメシュ・メータ氏はアメリアについて、出品者に「アマゾンで販売するための自分だけの専門家」を提供することを意図していると説明した。

アマゾンは、出品者向けカスタマーサービスの一部を自動化することで、従来は人手が必要だった苦情処理などの問題に、より低いコストで対処できるようになる可能性がある。

アマゾンは今年、生成AI検索エンジン「ルーファス」をウェブサイトに追加した。ルーファスは顧客が商品を見つけるのを手助けする。さらに企業向けチャットボットを展開しているほか、音声アシスタントサービス「アレクサ」の対話機能をAIで強化することで改善に取り組んでいる。

今年第2・四半期の設備投資額は第1・四半期の140億ドルから165億ドルに拡大した。

アメリアは当初、一部の出品者だけが利用可能で、英語版のみだが、来月には米国のほぼ全ての出品者が利用できるようになるという。

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