北朝鮮外相、国連の制裁監視巡る新組織を強く非難
ロイター / 2024年10月21日 8時38分
10月20日、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁の履行状況を監視する「多国間制裁監視チーム(MSMT)」を日米韓など11カ国が発足させたことを巡り、北朝鮮の崔善姫外相(写真)は「完全な非合法で正当性を欠いている」と強く非難したと、国営の朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた。写真は1月、モスクワで代表撮影(2024年 ロイター)
Ju-min Park
[ソウル 20日 ロイター] - 国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁の履行状況を監視する「多国間制裁監視チーム(MSMT)」を日米韓など11カ国が発足させたことを巡り、北朝鮮の崔善姫外相は「完全な非合法で正当性を欠いている」と強く非難した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が20日伝えた。
過去15年にわたって制裁監視の役割を担ってきた安保理の専門家パネルは、今年3月のロシアの拒否権行使によって活動継続が不可能となった。このため、別の枠組みとしてMSMTが発足した。
北朝鮮の核・弾道ミサイル開発加速やロシアとの関係緊密化などで朝鮮半島情勢の緊迫度が増している中で、米国は地域の重要な同盟国である日韓両国と安全保障面で連携を強化している。
MSMTの発足に関し、崔氏は国際秩序を乱そうとする米国の間違った行動であり、北朝鮮の主権を最も露骨な形で侵害していると批判。こうした北朝鮮への中傷運動に関与する勢力は「必ず高い代償を払うことになる」と警告した。
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