バイデン氏の燃費規制厳格化を撤回へ、トランプ次期政権が計画
ロイター / 2024年11月20日 10時1分
11月19日、トランプ次期米政権は、バイデン大統領が推進した自動車の燃費向上と電気自動車(EV)への移行促進を目的とした連邦規制を撤回する計画だと、政権移行チームに近い関係筋2人が明らかにした。フロリダ州ウェストパームビーチで6日撮影(2024年 ロイター/Brian Snyder)
David Shepardson Rachael Levy Chris Kirkham
[ワシントン 19日 ロイター] - トランプ次期米政権は、バイデン大統領が推進した自動車の燃費向上と電気自動車(EV)への移行促進を目的とした連邦規制を撤回する計画だと、政権移行チームに近い関係筋2人が明らかにした。
「EV義務化撤回」という公約実現が狙いとみられ、オバマ政権時代の燃費規制を緩和した第1次トランプ政権と同様の動きになるという。
バイデン政権の規制は事実上、2032年の目標に向け少なくとも生産の35%をEVに移行することをメーカーに義務付けている。
関係者によると、今年初めに運輸省道路交通安全局(NHTSA)と環境保護局(EPA)が決定した燃費基準と排気ガス規制を緩和する計画だという。ある関係者は、トランプ氏が両機関に規制を再検討するよう正式に指示する見通しだと述べた。
こうした取り組みは、トランプ氏を支援するイーロン・マスク氏のEV大手、テスラにとっては不利になる。同社は規制を順守できないメーカーに温暖化ガス排出枠(クレジット)を売却することで利益を得ている。
トランプ政権移行チームはコメントの要請に応じなかった。
関係筋の1人は、こうした措置はバイデン政権の厳しい規制に不満を持つメーカーに配慮するものだと語った。
この記事に関連するニュース
-
アングル:トランプ氏、就任初日に25以上の大統領令を計画
ロイター / 2024年12月18日 12時22分
-
米政権移行チーム、EV支援打ち切りや排ガス規制緩和を勧告
ロイター / 2024年12月16日 20時28分
-
トランプ氏、米に10億ドル以上投資企業への許認可を迅速化
ロイター / 2024年12月11日 9時29分
-
トランプ氏、郵便車両のEV化契約破棄を検討=関係筋
ロイター / 2024年12月7日 14時1分
-
日本車メーカーはトヨタだけが生き残る…トランプ氏の「EV嫌い政策」で豊田章男会長の"予言"が注目されるワケ
プレジデントオンライン / 2024年11月27日 16時15分
ランキング
-
1思わず二度見! 驚愕の“魔改造鼻”装備の「世界で最も売れてる旅客機」出現! 「異形の機首」の用途は?
乗りものニュース / 2024年12月27日 7時42分
-
2企業の新規株式公開伸び悩む…5年ぶり90社割れ、大型上場目立ち新興・中小は見送り
読売新聞 / 2024年12月26日 23時30分
-
3船井電機会長の即時抗告を却下 破産手続き巡り、東京高裁
共同通信 / 2024年12月26日 21時52分
-
4「1億総推し活時代」ブームで増える"不安と悩み" 独自調査で判明した「10~70代」のリアルな本音
東洋経済オンライン / 2024年12月27日 7時40分
-
5ニトリの「横向き寝が楽なまくら」が好調、人気の理由は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月27日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください