創業家側との取引、現時点で何ら決定していない＝今年度中完了との報道で７＆ｉ

　１１月２０日、セブン＆アイ・ホールディングスは、創業家側が今年度中の買収完了で調整しているとしたＮＨＫ報道について「現時点で何ら決定していない」とのコメントを発表した。写真は都内で２０１７年１２月撮影（２０２４　ロイター／Toru Hanai）

Ritsuko Shimizu

［東京　２０日　ロイター］ - セブン＆アイ・ホールディングスは２０日、創業家側が今年度中の買収完了で調整しているとしたＮＨＫ報道について「現時点で何ら決定していない」とのコメントを発表した。引き続き、事業の運営や株主価値顕在化に向けた短・中期的な施策の実施に集中するとした。

ＮＨＫは１９日、セブン＆アイ買収に向け、創業家側が特別目的会社を設立してメガバンク３行や米大手金融機関などから合計８兆円超を調達する方向で交渉を進めていることが明らかになったと報じた。セブン側が提案を認めることを前提に株式公開買い付け（ＴＯＢ）を実施、今年度中に買収の手続きを完了させる案を軸に調整を進めているという。