ＶＷが工場閉鎖に固執なら深刻な労使闘争、ＩＧメタルが警告

独自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）のコスト削減措置を巡る労使交渉について、産業別労働組合、ＩＧメタルのの交渉担当責任者、トルステン・グローガー氏は２０日、ＶＷが工場閉鎖を主張し続ければ深刻な労使闘争に発展すると警告した。ウォルフスブルクのＶＷ施設で１０月撮影。（２０２４年　ロイター/Axel Schmidt/File Photo）

［ベルリン／ウォルフスブルク　２０日　ロイター］ - 独自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）のコスト削減措置を巡る労使交渉について、産業別労働組合、ＩＧメタルのの交渉担当責任者、トルステン・グローガー氏は２０日、ＶＷが工場閉鎖を主張し続ければ深刻な労使闘争に発展すると警告した。２１日には３回目の労使交渉が予定されている。

ＶＷは経営立て直しの一環で１０％の賃下げ、国内工場の閉鎖を計画している。

グローガー氏は、１５億ユーロ（１５億８０００万ドル）相当の譲歩の用意があるが、ＶＷが工場閉鎖に固執すれば「数十年見られなかった」闘争に入ることになると述べた。ＶＷの国内工場の多くが１２月からストライキに入る可能性がある。