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英インフレ率、中銀予想下回る公算も=ラムスデン副総裁

ロイター / 2024年11月21日 4時55分

イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁(写真)は20日、英国のインフレ率が中銀の予測通りに推移する確率とほぼ同程度の確率で下回る可能性もあるとし、一段と迅速な利下げが必要になるとの見方を示した。7日撮影(2024年 ロイター/HENRY NICHOLLS)

David Milliken

[ロンドン 20日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁は20日、英国のインフレ率が中銀の予測通りに推移する確率とほぼ同程度の確率で下回る可能性もあるとし、一段と迅速な利下げが必要になるとの見方を示した。

ラムズデン氏は中銀が利下げに着手する3カ月前の5月から政策決定会合で利下げに賛成票を投じていた。今月7日の会合で0.25%ポイントの利下げが8対1で決定された際も利下げを支持した。

中銀は、労働党政権が示した予算案に含まれる景気刺激策の影響などにより、インフレ率は2027年初まで中銀が目標とする2%を上回り続けると予測。ラムズデン氏はこれについて「もっともらしい」としながらも、国内の物価圧力が一段と速く低下する可能性にも同等の重みを置きたいと述べた。

同時に、予算案に含まれる増税の影響などを巡る不確実性があるため、慎重かつ機敏な対応が必要になると指摘。不確実性が解消し、一段のディスインフレ圧力があることが明確になれば、一段と速いペースでの利下げが正当化されると述べた。

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