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中国主席がブラジルを公式訪問、外交関係を格上げ

ロイター / 2024年11月21日 7時2分

 中国の習近平国家主席は11月20日、公式訪問でブラジルの首都ブラジリアを訪れ、ルラ大統領と会談した。ブラジリアで撮影(2024年 ロイター/Adriano Machado)

[ブラジリア 20日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は20日、公式訪問でブラジルの首都ブラジリアを訪れ、ルラ大統領と会談した。両首脳は外交関係を格上げし、幅広い経済協力に関する協定を結ぶなど、関係を強化することで合意した。

ルラ大統領によると両国は、農業や太陽光発電、通信、原子力エネルギーなど多くの経済分野で約40件の協定を締結した。

ブラジルは昨年、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への正式参加を見送った。ただ今回の首脳会談では、中国の一帯一路構想とブラジルの開発計画の「相乗効果」を見出すことでも合意した。

習主席は「中国とブラジルの関係は今、史上最高の時期にある」と述べ、両国は「黄金のパートナー」となる用意があるとした。また、地政学的、経済的利益を共有する国という意味で「運命共同体」という言葉を用いた。

ジェームズタウン財団の中国研究員、サニー・チュン氏は「この指定は、中国が本当に特別でかけがえのないパートナーとみなす国に与えられる」と指摘。「南半球の主導的国家として、また中国の長期的な経済および食料安全保障を確保する上での重要なパートナーとして、ブラジルの戦略的重要性を強調するものだ」と述べた。

習主席のブラジル首都公式訪問は、ペルーの首都リマで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、リオデジャネイロで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に続いて行われた。

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