パキスタンの長距離ミサイル開発、米国に「新たな脅威」=高官
ロイター / 2024年12月20日 9時12分
米国のジョナサン・ファイナー大統領副補佐官(国家安全保障担当)は12月19日、パキスタンが長距離弾道ミサイル能力を開発中であり、米国にとって「新たな脅威」になっていると述べた。写真はパキスタン軍の軍事パレード。2022年3月、イスラマバードで撮影(2024年 ロイター/Saiyna Bashir)
Jonathan Landay
[ワシントン 19日 ロイター] - 米国のジョナサン・ファイナー大統領副補佐官(国家安全保障担当)は19日、パキスタンが長距離弾道ミサイル能力を開発中であり、米国にとって「新たな脅威」になっていると述べた。
ファイナー氏はカーネギー国際平和財団で講演し、パキスタンは「長距離弾道ミサイルシステムから装備品に至るまで、一段と洗練されたミサイル技術」を追求し、かなり大型のロケットモーターの実験を可能にしていると述べた。
こうした傾向が続けば、パキスタンは米国を含む南アジア全域を攻撃する能力を持つことになると説明した。
米国本土に届くミサイルを持つ核保有国の数は「非常に少なく、敵対的な傾向がある」とし、ロシア、北朝鮮、中国の名を挙げた。
その上で、パキスタンの行為は米国に対する新たな脅威だと指摘した。同氏の発言は、2021年のアフガニスタンからの米軍撤退以降にかつて緊密だった米国とパキスタンの関係がいかに悪化しているかを浮き彫りにしている。
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