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米東部2州にドローン一時禁止区域、不審情報巡る混乱で当局

ロイター / 2024年12月20日 14時48分

米連邦航空局(FAA)は19日、東部ニュージャージー州の公共施設22カ所の上空で無人機(ドローン)飛行を30日間禁止し、ニューヨーク州でも同様の制限を行う予定だと発表した。資料写真(2024年 ロイター/Chris Helgren)

David Shepardson

[ワシントン 19日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は19日、東部ニュージャージー州の公共施設22カ所の上空で無人機(ドローン)飛行を30日間禁止し、ニューヨーク州でも同様の制限を行う予定だと発表した。

ニュージャージー州とその周辺では、ドローンの目撃情報に不安を感じて上空を飛行する飛行機にレーザーを向ける人が急増し、FAAはこうした行為が違法で危険を招きかねないと呼びかけている。

政府機関は、ドローンの目撃情報は国家安全保障上のリスクではなく、ほとんどが航空機や星、趣味のドローンだという見解を繰り返し発している。

ニューヨーク州のホークル知事も19日、FAAが同州の重要インフラ上空でドローン飛行を一時禁止すると発表した。知事は「この措置は単に予防的なものであり、これらの場所に脅威はない」と表明した。

FAAはまた、ニュージャージー州ベッドミンスターにトランプ次期大統領が保有するゴルフコース上空のドローン禁止措置を、1月31日まで延長すると発表した。

FAAによると、12月前半の報告件数は59件で、前年同期の8件に比べ269%増加した。ニュージャージー、ニューヨーク、ペンシルベニア空域で、パイロットから新たに数十件のレーザー照射に関する報告があったという。

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