FRBは利下げ軌道維持、政策なお制約的 不確実性残る=NY連銀総裁
ロイター / 2024年12月21日 2時39分
米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁(写真)は20日、連邦準備理事会(FRB)が追加利下げを実施すると想定しているものの、見通しを巡りかなりの不確実性が存在するとした。2019年3月撮影(2024年 ロイター/Lucas Jackson)
[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は20日、連邦準備理事会(FRB)が追加利下げを実施すると想定しているものの、見通しを巡りかなりの不確実性が存在するため、今後の決定はデータ次第になるという見解を示した。
ウィリアムズ総裁はCNBCとのインタビューで、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの追加利下げが実施されたものの、金融政策はなお「かなり制約的」と指摘。経済の勢いを引き続き抑制し、インフレ圧力のさらなる緩和につながる見通しとした。
今後のFRBの道筋については「中立金利に向かい下降しているというのが基本の軌道だ」と語った。その上で「データおよび実際の状況をしっかりと精査した上で、データや見通し、目標達成を巡るリスクに基づき最良の判断を下す時間がある」とし、将来に向けて「われわれは良好な位置にある」という考えを示した。
また、トランプ次期米大統領の政策が及ぼし得る経済や政策の影響について、総裁は「財政政策や移民政策、その他の政策の行方に関する考察を自分の個人的な見通しに取り込みつつある。経済見通しを考える上で重要な要因だからだ」と述べた。同時に「こうした影響がどのようになるかについては、かなりの不確実性があると強調したい」とした。
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