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インフレ見通し懸念し利下げに反対=クリーブランド連銀総裁

ロイター / 2024年12月21日 0時48分

米クリーブランド地区連銀のハマック総裁(写真)は20日、経済の強さとインフレ見通しが緩和政策にそぐわないため12月米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに反対票を投じたと述べた。8月撮影(2024年 ロイター/Ann Saphir)

Michael S. Derby

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は20日、経済の強さとインフレ見通しが緩和政策にそぐわないため12月米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに反対票を投じたと述べた。

ハマック総裁は、金融政策は中立的水準から「遠くない」とし、「インフレが2%目標に向けて再び軌道に乗っているというさらなる証拠が見られるまで」金融政策を据え置くべきとの見解を表明。「最近の経済データの強さや緩和的な金融環境、健全な労働市場を背景に今後1年間のインフレ率は2%をやや上回る水準にとどまるとの予想を考慮すると、据え置きが最善の選択だと考えた」とした。

米連邦準備理事会(FRB)は17─18日に開催したFOMCでフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ、4.25─4.50%とした。

ハマック総裁は利下げに唯一の反対票を投じた。ただFRBの予測では他の一部の当局者も金利据え置きが望ましいとみていることが示唆されている。

反対票を投じたのは「ぎりぎりの判断だった」という。その上でハマック総裁は、雇用市場が好調であることから、FRBは上昇リスクが残るインフレ対応に主眼を置くべきだと主張。インフレ率を2%の目標に戻すには「金融政策を当面、緩やかに引き締めた状態に維持する必要があると思う」とも述べた。

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