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原油先物は下落、新型コロナ感染拡大で需要回復に懸念

ロイター / 2020年7月20日 11時22分

 7月20日、原油先物価格は、下落している。各国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、需要回復に水を差すとの懸念が高まっている。写真はカナダで2014年7月撮影(2020年 ロイター/Todd Korol)

[東京 20日 ロイター] - 原油先物価格は20日、下落している。各国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、需要回復に水を差すとの懸念が高まっている。

0047GMT(日本時間午前9時47分)時点でブレント先物 は0.10ドル(0.2%)安の1バレル=43.04ドル。前週は小幅下落。米原油先物は0.06ドル(0.2%)安の40.53ドル。前週は0.04ドル高で終了した。

アクシコープのチーフ・グローバル・マーケッツ・ストラテジスト、スティーブン・イネス氏は「世界の新型コロナ新規感染者は依然増加しており、米国南部の人口が特に多い州で感染が抑制されていないことから、コロナ後の回復ペースへの懸念が高まり、原油価格の上げを抑えている」と説明した。

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で1400万人を超え、死者は60万2000人近くに達した。

世界の石油製品需要は4月に記録した30%の落ち込みからは回復しつつあるが、依然、新型コロナ感染拡大前の水準には戻っていない。米国のガソリン需要は国内の感染増加に伴い、再び減少している。

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