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豪航空ヴァージン、社債保有者が買収修正案 べインに対抗

ロイター / 2020年7月20日 20時21分

 7月20日、シンガポールのブロード・ピーク・インベストメント・アドバイザーズと香港のトア・インベストメント・マネジメントは、経営破綻した豪航空会社ヴァージン・オーストラリア・ホールディングスの買収についての修正案を提出した。3月18日、シドニーで撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)

[シドニー 20日 ロイター] - シンガポールのブロード・ピーク・インベストメント・アドバイザーズと香港のトア・インベストメント・マネジメントは20日、経営破綻した豪航空会社ヴァージン・オーストラリア・ホールディングス の買収についての修正案を提出した。

両社はヴァージンの管財人を務める監査法人デロイトが同意した米ファンドのベイン・キャピタルによる買収に対抗する。修正案は先月の提案と「実質的に同じ」とし、デロイトと建設的な協力をしたいとしている。

ヴァージンの債権者は8月26日に投票を行い同社の再建案を最終決定する。

裁判所への提出資料によると、ブロード・ピークとトアの当初の案はヴァージンが操業を続けられるようつなぎ資金を提供するほか、無担保社債などを1ドル当たり約69セントで株式と交換することなどが盛り込まれている。

両社はヴァージンの無担保社債20億豪ドルのうち、合計で約3億豪ドル相当を保有している。

これに対し、デロイトの広報担当者は20日、新提案を受け取ったことを明らかにしたが、それ以上のコメントは控えた。

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