米加州当局、停電は「クリーンエネ政策の影響でない」

　８月１９日、米カリフォルニア州の複数のエネルギー機関のトップらは、同州のクリーンエネルギー政策について、熱波の中で今月行われた計画停電の原因ではないと指摘した。同州のニューサム知事、サクラメントで３月撮影（２０２０年　ロイター／Gabriela Bhaskar）

［１９日　ロイター］ - 米カリフォルニア州の複数のエネルギー機関のトップらは１９日、同州のクリーンエネルギー政策について、熱波の中で今月行われた計画停電の原因ではないと指摘した。

その上で、風力や太陽光エネルギーを集約するためにさらなる取り組みが必要との認識を示した。

同州のニューソム知事に宛てた書簡で「カリフォルニア州のクリーンエネルギーへのコミットメントが計画停電の原因ではないことを明確にしたい。クリーンエネルギーと信頼できるエネルギーは矛盾する目標ではない」と訴えた。

また、エネルギーの需要見通しに気候変動による熱波の増加を考慮する必要があるかどうかなどを含め、１４─１５日に約４０万世帯が影響を受けた停電について分析する方針を示した。

カリフォルニア州は２０３０年までに再生可能エネルギーで電力の６０％を賄うことを目指すなど積極的なエネルギー政策を掲げており、同政策が電力不足につながっているとの批判が一部で出ている。

トランプ大統領は１８日、カリフォルニア州の政策は失敗だとツイートした。