スウェーデンのインフレ抑制、今年はペース鈍る可能性も＝財務相

スウェーデンのスバンテッソン財務相は１９日、インフレ抑制策は機能しているが、今年は減速ペースが鈍る可能性があると警告した。写真は２０２０年１２月、マルメで撮影（２０２４年　TT News Agency/Johan Nilsson via REUTERS）

[ストックホルム １９日 ロイター] - スウェーデンのスバンテッソン財務相は１９日、インフレ抑制策は機能しているが、今年は減速ペースが鈍る可能性があると警告した。

統計局がこの日発表した１月の消費者物価は、金利変動の影響を除外したＣＰＩＦが前年同月比３．３％上昇だった。

スバンテッソン氏は記者会見で「インフレ対策は機能しているが、もちろん阻害リスクはある。インフレ収束の最終段階は完全な一直線の下降にはならないと思う」と述べた。

中央銀行は２％のインフレ目標を掲げるが、政府は２０２４年のＣＰＩＦを２．７％上昇と予想している。