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駐米ドイツ大使、トランプ氏政策を警戒 「大きな混乱」もたらす

ロイター / 2025年1月20日 10時52分

 ドイツのミヒャエリス駐米大使は、トランプ次期政権が米国の法執行機関とメディアの独立性を奪い、大手テクノロジー企業に「共同統治権」を与えるとの懸念を示した。写真は、トランプ次期大統領。2023年12月、ニューヨーク市マンハッタンで撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

Sabine Siebold Friederike Heine

[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツのミヒャエリス駐米大使は、トランプ次期政権が米国の法執行機関とメディアの独立性を奪い、大手テクノロジー企業に「共同統治権」を与えるとの懸念を示した。ロイターが関連資料を確認した。

大使が署名した1月14日付のブリーフィング文書では、トランプ次期政権が掲げるアジェンダについて、議会と各州を犠牲にして、大統領への最大限の権力集中をもたらす「大きな混乱」と説明している。

「基本的な民主主義の原則とチェック・アンド・バランスは大きく損なわれ、立法機関や法執行機関、メディアはその独立性を奪われ、政治部門として悪用され、大手テクノロジー企業には共同統治権が与えられる」と指摘した。

ドイツのベアボック外相は、ドイツ政府は米国と「緊密に協力し続ける」とした上で、自国の利益のために立ち上がり続けたいとも思っていると述べた。

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