オリックス、再エネの持ち分法適用会社を売却 次世代エネ企業に再投資

　オリックスは２０日、インドの再生可能エネルギー会社を傘下に持つグリーンコ・エナジー・ホールディングスの全株式を売却するとともに、同社の関連会社に新規投資すると発表した。写真は同社ロゴ。２０１５年、都内で撮影（２０２５年　ロイター/Toru Hanai）

Kentaro Okasaka

［東京　２０日　ロイター］ - オリックスは２０日、インドの再生可能エネルギー会社を傘下に持つグリーンコ・エナジー・ホールディングスの全株式を売却するとともに、同社の関連会社に新規投資すると発表した。

グリーンコはオリックスが２０％の株式を保有する持ち分法適用会社。グリーンコ創業者が設立した次世代エネルギー企業ＡＭグリーンの子会社に全株式を譲渡する。売却益は１ドル＝１５６．４６円換算で約９６５億円になると試算している。同時に、ＡＭグリーンの親会社が発行する転換社債を３月中に引き受ける。

オリックスは再生可能エネルギー事業を重要な経営戦略の一つに掲げ、２０２１年３月にグリーンコへ出資し、事業成長を支援してきた。

グリーンコ株の売却益は２０２５年３月期連結業績に織り込み済みとしている。