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午前の日経平均は反発、一時500円超高 米ハイテク株高を好感

ロイター / 2025年1月20日 11時59分

 1月20日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比497円01銭高の3万8948円47銭と反発した。写真は株価ボードを撮影する人。都内で昨年2月撮影(2025 ロイター/Issei Kato)

Noriyuki Hirata

[東京 20日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比497円01銭高の3万8948円47銭と反発した。前週末の米国市場で長期金利の上昇が一服しハイテク株が上昇したことを好感する買いが優勢となった。一時500円超高となり、約1週間ぶりに3万9000円の節目を回復した。一方、トランプ次期米大統領の就任式を前に手掛けにくさも意識され、買い一巡後は伸び悩んだ。

日経平均は220円高で寄り付いた後も徐々に上げ幅を拡大し、一時581円高の3万9032円93銭に上昇した。アドバンテストなどの半導体関連株が総じて堅調に推移したほか、ドル/円が前週末の大引け時点に比べ円安寄りで推移し、自動車などの輸出関連株も堅調だった。先物を買い戻す動きも意識され、寄与度トップはファーストリテイリングだった。 市場では「先週の下落の反動が大きい。(トランプ次期政権は)想定された範囲内でのスタートになるとの期待があるのではないか」(東海東京インテリジェンス・ラボの仙石誠シニアエクイティマーケットアナリスト)との見方が聞かれた。パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦も好感された。 一方、トランプ氏の言動は予測が困難だとして、手掛けにくさも意識されており、3万9000円を回復した場面では利益確定売りが上値を抑え、滞留時間は短かった。 TOPIXは1.36%高の2715.79ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆7299億5400万円だった。東証33業種では、値上がりは輸送用機器や医薬品、電気機器など31業種、値下がりはその他製品と海運の2業種だった。 トヨタ自動車や第一三共が堅調。フジ・メディア・ホールディングスはしっかりだった。一方、任天堂がさえない。赤字予想への下方修正が嫌気されたヨロズは軟調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1422銘柄(86%)、値下がりは177銘柄(10%)、変わらずは43銘柄(2%)だった。

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