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インド洋の英米軍基地巡る協定、次期米政権見直しも 英外相が理解示す

ロイター / 2025年1月20日 19時27分

英国のラミー外相(写真)は20日、米国の新政権がインド洋のチャゴス諸島の将来を巡るモーリシャスとの合意を見直す機会を持つことは正しいことだと述べた。9日の代表撮影。(2025 ロイター)

[ロンドン 20日 ロイター] - 英国のラミー外相は20日、米国の新政権がインド洋のチャゴス諸島の将来を巡るモーリシャスとの合意を見直す機会を持つことは正しいことだと述べた。

モーリシャスは英国の植民地だった。英政府は、モーリシャスが1968年に独立する3年前にチャゴス諸島を分離して英国に編入、チャゴス諸島で最大のディエゴガルシア島に軍の基地を置いた。

英国は昨年10月、チャゴス諸島の主権をモーリシャスに返還するが、ディエゴガルシア島にある英米軍基地は99年のリース契約のもとで英国が保持すると発表した。

合意発表を受けて、バイデン米政権は次の世紀まで軍基地の効果的な運用を確保できると述べた。

しかしトランプ政権の国務長官候補のルビオ氏は、モーリシャスが中国と親密な関係にあることを踏まえ、米国の長距離爆撃機や軍艦が使用する基地があるを持つチャゴス諸島を中国と同盟関係にある国に譲渡することは、米国の安全保障に脅威をもたらすと述べた。

ラミー氏は20日、「(米)新政権がモーリシャスとの協定を検討するのは正しいことだ」とBBCラジオに語った。

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