プーチン氏、トランプ氏就任を祝福 ウクライナ巡る対話の用意も
ロイター / 2025年1月21日 1時18分
ロシアのプーチン大統領は、きょうホワイトハウス復帰を控えるトランプ次期米大統領の就任を祝福するとともに、ウクライナや核兵器を巡り米新政権と対話する用意があると述べた。2019年6月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
Andrew Osborn Vladimir Soldatkin
[モスクワ 20日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は、きょうホワイトハウス復帰を控えるトランプ次期米大統領の就任を祝福するとともに、ウクライナや核兵器を巡り米新政権と対話する用意があると述べた。ロシア安全保障理事会の会合で明らかにした。通常、安全保障理事会の会合は月曜日ではなく金曜日に開催される。
プーチン大統領は、ウクライナでの短期的な停戦ではなく長期的な平和を確保したいとの考えも示した。
プーチン大統領は「米国の新大統領とそのチームのメンバーがロシアとの直接的な接触を回復したいという希望を表明しているのを目にしている。また、第三次世界大戦を防ぐためにあらゆる手段を講じる必要があるというトランプ氏の発言も耳にした。われわれはもちろんこの姿勢を歓迎し、トランプ氏の大統領就任を祝福する」と述べた。
この発言は、両国関係の修復に向けたロシア国内の慎重な期待を反映している。しかし、多くのロシア政府関係者は、そのような期待が実現しない可能性もあると認識しているとも述べている。
トランプ氏はウクライナ戦争を速やかに終わらせると約束したが、具体的にどのように終わらせるかは説明していない。
ウクライナを巡ってプーチン大統領は「目標は短期的な停戦や一時的猶予期間ではなく、この地域に住む全ての人々の正当な利益の尊重に基づく長期的な平和であるべきだということを強調したい」とした。
さらに、核軍備管理や幅広い安全保障問題について議論する用意があるとも示唆した。
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