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英総合PMI速報値、2月は53.3で横ばい 18年9月以来の高水準

ロイター / 2020年2月21日 19時46分

[ロンドン 21日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した2月の英国の購買担当者景気指数(PMI)速報値は、製造業とサービス部門を合わせた総合PMIが53.3と、前月から横ばいとなり、2018年9月以来の高水準に並んだ。

ロイターがまとめた市場予想の52.8を上回った。

中国の新型コロナウイルスの感染拡大でサプライチェーンに悪影響が出ているにもかかわらず、製造業の生産拡大ペースが予想外に10カ月ぶりの高水準となった。サービス部門PMIはやや悪化した。

PMI統計は、四半期ベースの国内総生産(GDP)が約0.2%増となることを示唆している。

昨年12月の総選挙で保守党が勝利して以降、英経済が回復していることが改めて浮き彫りとなった。

IHSマークイットのアソシエートディレクター、ティム・ムーア氏は「製造業とサービス業のPMIは最近50を回復しており、英経済が低迷を脱したことが明らかになっている」と述べた。

製造業PMIは51.9と、前月の50.0から上昇。昨年4月以降で最高となった。ロイターがまとめたすべてのアナリスト予想を上回った。

ただムーア氏は「メーカーによると、中国からの部品が突然、供給不足に陥ったことでサプライチェーン全体に影響が出ている。重要な資材の調達に困難が生じている」と指摘した。

サプライヤーの納入期間は、英国のトラック運転手が燃料税増税に対する抗議活動を実施した2000年9月に比べても、急激に長引いており、メーカーへの部品の到着が大幅に遅れていることが浮き彫りとなった。

サービス部門PMIは53.3で、前月の53.9から低下。ロイターがまとめた市場予想の53.4に近い水準となった。

ムーア氏は「今回の調査では、サービス部門が順調に上向いていることが明らかになった。国内支出が改善しているほか、今年初め以降、新規契約の問い合わせが増えている」と述べた。

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