トルコ、シリアがイドリブ県で停戦違反と非難 新型コロナ利用と指摘

　４月２１日、トルコのエルドアン大統領は２０日、シリア政府が北西部のイドリブ県で停戦に違反しているとし、この事態が続けば「重大な損失」に苦しむことになると述べた。写真はシリアのアル＝ナイラブで１７日撮影（２０２０年　ロイター／KHALIL ASHAWI）

［イスタンブール　２０日　ロイター］ - トルコのエルドアン大統領は２０日、シリア政府が北西部のイドリブ県で停戦に違反しているとし、この事態が続けば「重大な損失」に苦しむことになると述べた。

シリア内戦で反政府勢力を支援しているトルコとロシアは３月５日、停戦で合意した。

大統領は閣議後、シリア政府はイドリブ県における暴力行為拡大の口実に新型コロナウイルス感染拡大を利用しているとしたほか、トルコは同地域のいかなる「闇組織」による停戦違反も許さないと付け加えた。